シルバー人材センターとは

シルバー人材センター(センター)とは、高年齢者が働くことを通じて生きがいを得ると共に、 地域社会の活性化に貢献する組織です。
センターは、原則として市(区)町村単位に置かれており、基本的に都道府県知事の指定を受けた社団法人で、 それぞれが独立した運営をしています。

シルバー人材センターの基本理念

【基本理念】
 昭和61年に施行された「高齢者等の雇用の安定等に関する法律」によって法的に位置づけされた公益的な法人です
その理念は「自主・自立、共働・共助」という言葉で端的に示されます
これは地域に住む、原則60歳以上の高年齢者が自主的に集まり、自らが主体となって運営していくとともに、互いに助け合いながら協調性をもって働くことで、豊かな高齢者の生活維持と社会参加による生きがいの充実を図ろうとするものです

【目  的】
 健康で働く意欲を持つ高年齢者等の豊かな経験と能力を活かし、臨時的かつ短期的またはその他の軽易な業務を通じて、自己の健康と生きがいを高め、社会に参加することでいきいきとした地域社会づくりに寄与することを目指しています

【事  業】
 目的を達成するために次の事業を行っています
  ◆就業に関する調査・研究及び情報収集・提供
  ◆就業に関する相談
  ◆雇用によらない臨時的かつ短期的またはその他の軽易な就業機会の確保及び提供
  ◆派遣元(山口県シルバー人材センター連合会)との雇用による、労働者派遣事業
  ◆臨時的かつ短期的な雇用のための職業紹介
  ◆就業に必要な知識・技能に関する講習会など
  ◆その他目的達成のために必要な事業

シルバー人材センターのしくみ

シルバー人材センターは、家庭や企業、公共団体等から高齢者にふさわしい臨時的・短期的またはその他の軽易な仕事を引き受けます
その仕事を様々な技能や経験、知識ともつ会員に「請負」または「委任」の形式で提供します
また、「請負」や「委任」になじまない仕事は、「労働者派遣」や「職業紹介」で会員へ提供します

会員の方はこんな仕事をしています。
会員は、「自主・自立、共働・共助」の理念のもとに、会員が持つ技術や技能等の自己の労働能力を活用して就業をします

シルバー派遣事業

シルバー派遣事業は山口県シルバー人材センター連合会が、厚生労働大臣に届け出て行う労働者派遣事業です。

・山口県シルバー人材センター連合会と会員の間に、雇用関係 が発生します。
・事業主(派遣先)から 指揮命令 を受けて、仕事に従事します。
・労災保険 の適用はありますが、社会保険や雇用保険は適用されません。